正しさの種類とその判別
「正しいこと」を大まかに分けると
a. あらゆる意味で正しいこと
と
b. 特定の条件下の人にとって正しいこと
の2種類になると思う。
で、人間の考えること(文化・宗教・政治・思想・哲学・○○論)について「これは正しい!」と思っても、そのほとんどはb.の正しさのはずだ。*1
それは改めて言語化するまでもない、当たり前のことなんだけど、人間はその2種類の判別を間違えることがある。とくに、自分の回りにいる人の多くが正しいと言っていることをa.だと思ってしまう傾向がある。*2
その傾向にはいい面も悪い面もあると思うし、あらゆることを疑ってかかるなんてしてられないから「ちゃんと判別をしよう!」なんて言う気はない。
ただ、「誰もが判別を間違えることはあること」と「多くの人が正しいと言っているからといってa.の正しさだとは限らないこと」を理解しておくのは悪いことではないと思う。
まぁおそらく多くの人にとってはこの話自体も言語化するまでもない当たり前のことなんだけど。