シロクマ先生( id:p_shirokuma )の新刊?を読みました。
- 作者: 熊代亨
- 出版社/メーカー: エレファントブックス
- 発売日: 2013/05/12
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
めちゃくちゃおもしろくて、若いネットユーザーはもちろん、ネット歴の浅い人は必読の内容でした。*1
その中でもとくに惹かれたのが、鋭いTwitterの捉え方。
自分なり*2に要約すると、
タイムライン=自己愛を充たすために構築されたもの。
アカウントを人としてではなく、自己愛を充たすためのキャラクターとして消費している。この点がリアルのコミュニケーションと全く違う。
って感じでしょうか。
どんなに注意しても、「なかのひと」がどんな人かは自分で勝手に補完するしかないので、どうしようもなくこの傾向がでてしまうんでしょうね。
じゃあどうしようか、というのはぜひ読んで確かめてみてくださいませ(放棄)
蛇足
ここで浮かんでくる疑問がひとつ。
リア友のフォロワーはどうなんだろう?
というもの。
少し考えてみると、
ってのを思いつきます。相互に影響を与えるものなんでしょう。本にもありましたが、ただTwitterで親交があるよりはだいぶリッチな(自分の思い通りにならない)コミュニケーションになるはずです。
つぎに浮かんでくる疑問は、
Twitterから知り合いになった場合と、もともと知り合いだったのが相互フォローした場合、どのような差異があるのか
というもの。
キャラ発進の場合と、人間発進の場合と言い換えてもいいかもしれません。
アカウントをキャラクターとして消費していて、それに気づいていない人は、自分が勝手に思い描いていたキャラクターと違うなかのひとと会うことは違和感があるかもしれません。場合によってはショックを受けたり怒り出すことも考えられます。*3
それよりは、なかのひとを知ってからフォローする方が、コミュニケーションとしては健全な気がします。(ある程度)正しいなかのひと像を知っていれば、キャラクターとして消費するのは困難だからです。
だからといって会った人しかフォローしないなんておもしろくありませんし、フォローしたい人全員に会うなんて困難です。なので「どんなアカウントであってもキャラクターとして消費することの無いよう注意しながら自由にフォローし、TLを眺める」くらいがちょうどいいような気がします。