ウラガミ

いわゆるチラ裏

【日報 2017/02/02版】 「うつに陥る前に『うつヌケ』に目を通しておこう」他

梶井基次郎の『檸檬』を読んだ。(最近青空文庫で適当に見繕って読むのにはまってる。なんだかんだあんま触れてこなかった「文学」を読む良いきっかけになってる。)

『檸檬』は乱暴に書くと、「陰鬱とした気分が1つの檸檬によって晴れた話」の短編。なんてこと無い話なんだけど、爽快な読後感で読み手である私も檸檬によってスカッとした気分になった。

――つまりはこの重さなんだな。――
 その重さこそ常(つね)づね尋ねあぐんでいたもので、疑いもなくこの重さはすべての善いものすべての美しいものを重量に換算して来た重さであるとか、思いあがった諧謔心(かいぎゃくしん)からそんな馬鹿げたことを考えてみたり――なにがさて私は幸福だったのだ。

檸檬1つに何言ってんだよwってセルフツッコミ入りつつも、その上でなんか幸せだっていうこころもち。ナイスだな、と。

ブクマ

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たまに聴くわりに覚えてない言葉第1位。

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