アスペかよってツッコミ
あるじゃないですか。ネットでよく見るアレ。
*ツッコミというより罵倒に近いニュアンスで使われてるケースが多いですが、ここではツッコミと書きます。
参考:アスペを罵倒語として用いる人々 - Togetterまとめ
ちなみにアスペルガー症候群そのものについてはこちらで
サイコたんによる「アスペルガー症候群について」 - Togetterまとめ
サイコたんって名前はアレですがとてもわかりやすいです。
そもそもどういう用法なのか
「アスペかよ」をもうちょっと噛み砕くと、
- それまでの会話の文脈から言葉の意味を推測できない人
に対して「おまえはアスペルガー症候群なのかよ」っていうツッコミです。*1
このツッコミについておもうことを書きます。
本題
まず「アスペルガー症候群の人に対する差別的発言だ!」っていうこと。これは論ずるまでもなくそうだと思います。そう思うので自分は使いません*2。それだけの話なのでここではあまり触れずに。
続いて「そのツッコミって自分の説明能力の無さを棚に上げてない?」ってこと。自分が気になるのはここです。
相手が理解してくれないことを相手の責任と決め付けるのはちょっと傲慢じゃないでしょうか。1万人中一人だけ理解できてないような状況なら相手の責任でもいいと思うんですけど*3、ツッコまれてる場面の多くはそんなケースじゃないですよね。
だから相手が自分の話を理解してくれなかったときは、まず「ああ、私の説明の仕方が悪かったんだな」と思うのが、人間ができてる人の考え方なんだと思います。
でも「アスペかよ」って使いたくなる気持ちもわかるんですよね。誰もがわかっていること(だと自分が思っていること)を一から十まで伝えるのってすごく面倒だし改めてことばにするのは難しい。「アスペかよ」でおしまいにしたくなるのも分かります。いつでもどこでも聖人君子でいろ!なんてのは無茶な話ですし。
ーーー
自分が(頑張って説明した上で)「これ以上説明するの面倒で、終わりにしたいな」と思ったら、たとえ「そんくらい分かれよ!アスペかよ!」と頭に浮かんでも「ごめんなさい、説明するの下手で」とヘラヘラいって終わりにします。
締めがそれかいっていう。
全然まとまらないですが、最後に関連動画的なものを貼って終わります。