*読みにくいしすごく狭い話です。
なんで今更書くのか
まずここ。
「サードブロガー」
今まで言葉の発生からいろいろ話題になってるのまで読んできたけど、ここでは書かなかった。
ぶっちゃけ「くだらねぇことやってんな」くらいに思ってた。
でも、古参の村民も口出ししてたり、自分が面白いと思う書き手がこぞってこのテーマで書いてたりして「やっぱ書きたくなる何かがあるんだろう」と思い直した。
ので、思うところなんかを書いてみる。議論の概要や経緯はすっとばして自分の気になることだけ書くので概要が知りたい方は
- 俺はブログと言う世界で生きている、この世界で偉いのは金持ってる奴でも喧嘩強い奴でもない、土日祝日ブログ書く奴。サードブロガーです! - あざなえるなわのごとし
- masudamasterのサードブロガー論 - 人生夢オチ
あたりを参考に。
で、自分が気になるポイントは2つ。
犬だって言いたいことがあるのだ。さんの唱える原義への批判で
「今更名付けなくても昔からそういう層はいたよね」
ってのと、
増田虎達さんが主に言ってる
「はてな界隈で最近目立ってきたつまらんし気に入らないブロガーの総称としてのサードブロガー」
っての。
ここについて書きます。
今更名付けなくてもいいじゃん問題
ごもっとも。
アルファになろうなんて全く思ってない日常系のブログや趣味をただただ書き連ねてるブログなど、アルファ指向の無いブログは言うまでもなく存在しているし今も生まれ続けている。
ただ、2010年代の現状を鑑みると今から「ブログ始めよう」って人は、以前と比べるとアルファを指向しやすい環境にあると思う。ブログ運営本が商売として成り立っていたり、ブログで成功するためのブログがあって、しかもそれがヒットしていたりするわけで。それが目にはいった人の中にはそれ(ブロガーとして名を上げること)が正道であると思う人もいる。
それは最近になってからの現象なんだと思う。多分。
で、そういうことを踏まえた上でいぬじんさんは「そうじゃないあり方もあるよ」ってことを改めてちゃんと言いたくなって、そういう人たちに名前を付けたんだと思う。
だから「今更名付けなくても」って批判はなんか違うんじゃないかな、と。
気に入らない若手ブロガーへの蔑称としてのサードブロガー問題
おもに議論?になってるのはこっちなのかな。
で、いまんとこアンサー記事を書いてる池田仮名さんやいぬじんさんは「(サードブロガーって)そういうことじゃないんだけど」っていう話をするんだけど、そういうもんだとして話を進めてる人達からは「そっちこそ、そういうことじゃないんだけど」みたいになってる。
とりあえず議論にはなっていない。
まじめに話をするのであればどっちかの前提を受け入れて話を進めたほうが進展するんだろうけど、双方言いたいこと言いっぱなしでなんとも言えない状態。おそらくお互いそれでいいと思ってやってるんだろうけど、それなのに何度も言及しあってるのがよくわからない。あとこの話で槍玉に挙げられてる人たちはけっこう面の皮が厚いからこれからもそんなに反応しないと思うんだけど、その辺をどう考えてるのかも気になる。
最終的にどうしたいんだろうか?どういう落とし所にたどりつけば満足なんだろうか?
そんなこと考えないでただ文句言いあってるだけなのか。
自分がつまらないと思うブログは読まなきゃいいだけの話だと思うんだけど、(はてブとかで)視界に入るのすら不快なんだろうか。
それともああいうしょうもない(と彼らが思うような)ブログが目立ってること自体に腹を立ててるのか。
それは悲しいけど仕方がないことだと思う。_言い方が正しいかわかんないけど_ヤンキーがネットをもった時点でああいう低俗でわかりやすくてキャッチーなものがウケるのは避けられないことで、これからそういう傾向はさらに増していくと思う。プロブロガーも大手まとめブログのPVに敵わない。どんなに優れた歌手もSMAPやEXILEの売り上げに敵わない。昔は良かった的なことを言っててもしょうがない。
それよりは居心地のいい(というと危険な可能性もあるけど)ネットを自分で作ることに注力したほうが精神衛生上よろしいと思う。
気に入らないものを気に入らない、と書くことは悪いことではないけど(そもそもいいも悪いもないが)、それ(叩き)ばっかりやってるのは健全なネットユースとは言えないのでは。「健全だろうが不健全だろうが勝手にやらせろバカヤロー」って言われればそれまでだけど、外側から見てるとなんかねぇ。
蛇足:自分はどうなの
ウチとしてサードブロガー関連で関わったのといえば、はてブのまとめさんの
で名前を挙げてもらったくらい。
この時は、サードブロガー云々は置いといて新進気鋭のウォッチャーであるポナコさん(はてブのまとめの中の人)に「勢いのある若手として挙げてもらった」と思って嬉しかった。でもここに挙げられたブロガーがサードブロガーとして認識されたらちょっと言葉の意味変わってきちゃうよなーという感想ももった。
たぶんこの記事によって、内輪でキャッキャウフフしてる気に入らない若手ブロガー=サードブロガーの図式ができたという人もいると思う。ここがサードブロガーの意味を変えるポイントになったのかもしれない。
すぐそれにカウンターするような形で「じゃあ俺はオメガだ」とか「俺はフォースだ」とか出てきたけど、「サードブロガーってそういうことじゃないじゃん」って声を大にして言ってしかもそれが目立ったケースはなかった。そしてそのままはてなの公式トピックにもなってしまってネクストアルファ的な意味に捉えられることが増えた、と。
そう考えるとはてブのまとめさんなかなかめんどくさいことしてくれたなぁと思われますが(ポナコさんもツイッターでたしか「良くない取り上げ方をしてしまった」的なことつぶやかれてました。多分。)、あたらしい言葉が発生してこういう広がりをみせている現象自体はおもしろいのでネット、というかはてな村的には正解だったのかもしれない。
話がそれた。
ここから改めての自分の話。
うーん。
なにも無いw
今増田でサードブロガーとして叩かれてるブログについては、あまり興味がもてない。取り上げてる話題もそんなに興味もてないし、どういう形であれ注目を集めたいって姿勢が見られる時もあって、それはあまり好きなやり方ではない。でも自分にはできないこと(注目を集める書き方であったり、話の場を与えること)をやってるのですごいなぁとは思う。
自分のブログに関しては、アクセスは無いよりはあった方がいいし、もっと読んでくれる人が増えたらいいなぁとは思ってる。そのために(読んで欲しい記事は)書き方も工夫するし、とりあえず原義としてのサードブロガーではないと思う。
書いてあることは内輪向けってわけじゃないけど誰もが面白くはないし、レトリック的なものはほとんど使えない。わかりやすく書こうという意思はあるけど、なかなかそうはいかない。(ちなみにこれは思考の棚卸しなんで読みやすさとかは関係なく書いてる。言い訳。)
炎上目的の記事は書きたくないし、そもそも書けもしないから目立たないし叩かれない。
そういう普通の人が書きたいこと書いて好きなものを紹介する、そんなブログです。これからもどうぞよろしく。