演者が楽しむことについて
演奏でも演技でも*1いいんだけど、舞台を客席からみたとき、演者が楽しんでるからこそ受ける感触ってのがあるように思う。(きっと本心から)楽しそうな演者の表情を見て、音を聴いて、こっちまで自然と笑顔になるような、あの感触。
それは確かに「ある」と思うんだけど、そこを意識するあまり「舞台は演者が楽しんでこそだろ!」って域までいっちゃうとただの自慰になりがち。多分。
だから「観客になにをどう届けるか」ってのを第一に置いて、その上で「演者が楽しむことによってはじめて届くものもあるよね。そういう効果もアリだよね。」ってくらいの認識くらいがいいと思う。もちろんジャンルや団体によって最適な(演者/観客比率の)バランスは異なるだろうけど、そんくらいがちょうどいいんじゃないかしら。
ーーー
ってことを書いといてなんなんだけど、これは「舞台は観客*2のためのものでなければならない」っていう洗脳(?)によって生み出された思考なんだと思う。
だからそうじゃない舞台のあり方もあるし、もしかしたらそうじゃない舞台の方が観客の心を動かすのかもしれない。