ウラガミ

いわゆるチラ裏

外国人が日本語で歌ってるのってなんかいいよね

最初は違和感がすごかったんだけど、最近「これはこれでアリだな」と思うようになってきた。
どういう特徴があるのか考えてみる。

*雑

子音+母音をしっかり認識して歌ってる

例えば「こんにちは」。日本人ならそのまま「こんにちは」って思いがちなんだけど、日本語経験が浅い人の場合「konnichiwa」と認識して歌う*1

日本人が英語を歌うときにカタカナでルビをふるのに近いかな。
ただ、日本語をローマ字にすると解体できるのに対して、英語をカタカナにしても大雑把にしかならない*2。そのため前者は丁寧になるけど、後者は適当になる。

よく難しいとされる日本語だけど、音的な意味での「読み」なら他の言語よりも簡単だと思ってる*3。たどたどしい発音でも何を言ってるのかはだいたいわかるし。

母音の歌い方

a.i.u.e.oどれをとっても当然違う。
特に日本人はe母音が暗くなりがちなので、明るいe母音をもった言語を扱う人達が歌う日本語は特徴的に映る。かも。


ってことをエリック・フクサキの曲を聴いてたら思った。

で、ちょうど新シングルでKANのカバーしてるから両方挙げて違いを。。って思ったんだけど、むしろKANの方が発音の癖強くてイマイチ比較にならなかったというw

つーかエリック日本語上手い。でもoとe母音は特徴的なんで日本人の日本語っぽくなさは感じると思う。

▼ エリックVer.

▼KAN Ver.

で、じゃあスターダストレビューの追憶だ!って思ったんだけど、こっちも癖強いというw*4

▼ エリックVer.

スターダストレビューVer.


ここまで書いてきて思ったんだけど、似たようなことボカロでも言えるかも。
発音の癖が味につながってる的な。「人が歌ってるみたい!」っていうより「ボカロっぽさ」がウケてるし。

*1:ことが多いはず

*2:単語ごとにふるとリエゾンが無視されたり、リエゾンしたまま書くと複数の単語の繋がりっていうよりそういうひとつの単語ってニュアンスになりがち

*3:当然日本語には複雑なアクセント、イントネーション、漢字によるニュアンスの違いなんかもあるから突き詰めていけば難しいけど。

*4:そもそも発音の癖が少ない日本人歌手があんまりいない説。