作文三上
「ものを考えるには馬上・枕上・厠上が最適だ」という中国の故事?が由来の四字熟語で、現代だったら「電車/車・ベッド・トイレ」と言い換えられると思います。
で、自分はこの言葉に対して少し懐疑的です。
三上は「ものを考えたり作文する」のに適した場所ではなく「あらかじめ考えて寝かせておいたアイディアについて、新たな発見をふと思いつく」場所なのではないでしょうか。
アイディアの元となるタネがない段階で三上に放り出されても考えは生まれてこないですし、文章をつくったりひとつの物事についてあーでもないこーでもないと練るなら、落ち着ける空間と書く物があった方がずっといいと思うのです。
だから自分は三上+風呂に入ってる時に_基本ボーっとしつつたまには_「考えたけど妙案が出てこない事」や「進行中の案件」を振り返ったりして何かが降りてくるのを待ってます。待ってるっていうと語弊がありそうですが、発見をキャッチできるように準備してる感じです。
あらためてググってみたところWikipediaはそんなニュアンスでしたね。
三上 - 良い考えの生まれやすい状況のこと。馬上、枕上、厠上。それぞれ「乗り物に乗っている時」、「布団で寝ている時」、「便所の中」。
via:欧陽脩 - Wikipedia
この本でも作文三上が紹介されています。
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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